シェーファー・フレーリッヒ



フレーリッヒの玄関                                壁に家紋が




フレーリッヒの畑はナーエのボッケナウの区画、いずれも河の上流の 急傾斜にあって、色々な土壌からできた畑を持っているため、各畑から、 出土する岩や石の種類も多様です。

繊細でミネラルたっぷりで練り上げられたようなフレーリッヒのワインの 特徴を鮮やかに彩っているのがこの石たちのようです。

手間隙惜しまず、畑の肥料も長らく化学的なものは使用せず、両親と 妹さん、そしてティムの4人家族でなにもかもをこなしているとのことです。

ビオロジックについては、 「急傾斜では、有機肥料を与えるだけでも大変だから難しいね。」

と言いつつも、実は薬剤などは極力避けているのです。

見せていただいたティムの畑は確かにものすごい急傾斜、転がると 大怪我しそうです。 畝は雨水に土が流されないよう一列置きに草を生やし、 夏場は草のない畝には、敷き藁を施し、これまた流土を防ぎ、保水を 万全にしてやるとか。

「ブドウの収穫量を減らすのには、整枝の段階でかなり厳しい剪定をやります。 木も古くなるづつ、収穫量は自然に減りますから、こうする方がいいのです。 なってしまったブドウの実を減らすことには、あまり賛成しません。 」

「ブドウの実の間引きに賛成しない理由は?」

「一度ブドウの房を落とすと、替わりに他の房がでかくなるだけ、 だから意味がない。 しかも、間引くことは木に余計なストレスを与えることにもなる。 私たちは、自然の力をよく読み、それに従うことを好むのです。」

ますます、頭が冴え渡っていることをひしひし感じる私です。
この人はやっぱり、ただ者ではない。


↑年を重ね、充実して来た木


すごい傾斜です。


写真どおり、本物も眩暈がしそうな急傾斜


岩肌の色が左右で全く異なる


大小の石がごろごろ

ティムは、実習が多いことでも定評のあるバートクロイツナッハの ワイン専門学校で6年間みっちり勉強し、その後はフレーリッヒで修行。

その後、94年まではお母様がセラーマスターでしたが、翌95年に ティムに交代しました。

簡素な近代的な施設ですが、6代続いた蔵の中にはその伝統を 忘れることなく、古い農機具も飾ってありました。







↑温度コントロールつきステンタンク。
注目すべきはこの清潔な床!

これがボッケナウの樽ですか→

最高のドイツの白ワインを作るティムは、赤ワインも大好きで 最近飲んだのは85のタルボで、美味だったということです。

「ピノ・ノワールがすごく気になるんだよね、本当は。」

来年ボッケナウの森でゆっくりと育った木で作った新樽を入れる予定を しているそうなのですが、いつかピノに使いたいなぁ、なんて思っている のかもしれません。

ドイツで大変権威のあるワイン評価本、ゴーミヨは最高評価5つ房 (評価はブドウの房の数で示されます。)の生産者に継ぐ4つ房評価を フレーリッヒに与えています。

ナーエ地区ではこれで、実力的に第3番目の位置につけることになりますが、 この地域は、あのパーカー氏から100点満点評価された恐るべき巨匠、 ヘルマン・デンホフがいるのですから、相当頑張らないとこのポジションを もらうことはできないということになります。

実際、ティムの作った2002アイスヴァインは96点評価をもぎとりました。



←先祖代々の農具です。




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