ザンダー


キュートな外観




現在のブドウ畑は、沖積層のレス、粘土、砂などの土壌で、 ワインの厚み、エレガントさ、そして粘りと、必要なものを 必要なだけ与えてくれる、かなり急勾配の理想の場所です。


厳しいスロープです

畑に入ると、さすがはオーガニック! 野生のハーブをはじめとして、本当に多品種の植物がみっちり群生しており、 健やかな環境でしか生育しない草々が、可憐な彩りを添えていました。

「この、花、みて。 これがとても大切な植物なんだ。」

ステファンさんの指さすその先に紫色の可愛らしいお花が咲いています。

「なにかいいことがあるんですか、この野草は?」

「うん、名前はビックといって、バクテリアはこの野草が大好きなんです。

だからビックの生える畑は、ビックについてくる沢山のバクテリアが 活発に活動するから、土の中には空気が常に豊富に含まれ清潔に保たれることになります。」

「今、僕の畑では50種以上の違う植物が生え、相互によい環境を作ってくれています。

いいワイン作りのためには、畑のサニテーションが100%重要な鍵。 とにかく衛生的であること、これを心がけています。」

害虫駆除にもホルモン剤や昔懐かしい虫さんホイホイが吊るされて、 ああ、オーガニックなんだなぁ、と実感。

木と木の感覚も2m50cmと広めに取り、ブドウはダブルギヨで剪定し、 できるだけ空気の流れをよくする工夫をしているそうです。


ほら、これがビックです。


ビックのアップ、紫色です


野草が50種以上も


虫さんホイホイ、中にはホルモン剤が


キリンの首です


伝統的な大樽ももちろん健在


しっかりした赤ワインを狙っているステファンさん


出来ぐあいはどうかなぁ


伝説のアンリ・ジャイエも使っている樽

蔵にもどって、醸造施設をみせていただくと、ブドウを移動させる「キリンの首」 といわれるコンベアが置いてありました。

これは、収穫したブドウを傷めずに発酵槽に運ぶために開発された 特別なコンベアで、風味を損なわないようにという、 ステファンさんの気遣いが分かります。

醸し温度は17〜18℃で行うのですが、

「これより低温にすると香りは華やかになるのですが、 長生きが難しくなるように思うので、僕はこれくらいにしています。

仕上げのフィルターも本当に軽く一回程度で、自然の風味を残すようにしています。」

今畑に植えられているブドウの品種は、リースリング、ドロンフェルダー、 ヴァイサーブルグンダー、シュペートブルグンダー、ミュラートゥルガウ、 ポルトギーズ、その他ということで、
ステファンさんは、赤ワインも作っています。

アメリカンオークやフレンチオークなどを使ってただ今研究中らしく、 かなり、赤ワインには興味があるようです。

最後に試飲室に戻って、美味しいザンダーのリースリングをいただきました。

「 よいワインを作る秘訣とはなんでしょう? 」

「 常に勉強を怠らないこと。
よいワインを作るためには、よいブドウであることが7割。
後の3割は、失敗しないよう細心の注意を払って絶えず見張っていること、 また、手をだしすぎないで、サポートに徹する。
そんなところだと思います。 」

試飲したリースリングは、細やかでしっかりした酸がたっぷり詰め込まれており、 香りにとろみがあって、蜂蜜やアプリコットの甘い風味が とっても心地よく、オーガニックでも、こんなにステキな香りの リースリングが作れるんだという、模範的なワインでした。


ものすごくなついてしまった猫ちゃん

農薬散布が当たり前だったころ、お爺様のオットー・ヘンリッヒ・ザンダー氏が 「無農薬有機農法」に取り組み始めました。

自然を尊び、手間隙を惜しまず、安全で、最高品質のワインを 目指した彼は、当時、変わり者として、周囲の冷ややかな眼差しにさらされながら、 それにも負けず、代々、その農法は受け継がれ、現在のステファンさんで3代目で、 すでに50年もの無農薬有機の取り組みとなります。

時代遅れといわれながら、安全でよいものを追求し続け、 今では、最先端なワインとなったザンダー。

ドイツワインの名醸地ラインヘッセンからまた素晴らしいワインが届きました!


デュッセルドルフの会場で

2005 Riesling Sander
2005 リースリング
ザンダー

辛口 白 750ml 
商品番号E0SDKBA5


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